株式会社オカモトヤ(東京港区:代表取締役社長鈴木美樹子)とNPO法人TGP(東京大田区;理事長 東尾理子
https://tgp-rh.org/index.html)は、それぞれの事業特性を活かしプレコンセプションケアの推進を図り社会に貢献していきます。
◆背景
2025年3月7日、国際女性デーに向けて開催されたFellne主催のイベント「Fellne FES vol.2」のトークショーで、NPO法人TGP代表の東尾理子さんにご登壇いただいたことをきっかけに、今回の連携が生まれました。災害時でも女性が快適に過ごせることを目指した「災害用レディースキット」など、Fellneの取り組みに共感いただき、以後、協業の可能性を検討してまいりました。現代における女性の社会進出を支えるFellneと、未来を担う子どもたちへのプレコンセプションケアを推進するTGPが手を取り合うことで、幅広い世代に向けた健康とライフデザイン支援が可能になります。今後は、公立小中学校・大学での出張授業や、生理用品の設置支援などを通じて、“日常”と“未来”の安心をつくる活動を共に展開していきます。

◆連携内容
今回の連携では、TGPが展開する【4for1 project】と、Fellneの「災害用レディースキット」を組み合わせ、災害への備えが未来の子どもたちを支える新たなサイクルを生み出します。【4for1 project】は、生理用品を4枚購入すると、1枚の生理用品と月経教育が学生のもとへ届くという支援モデルです。Fellneの災害用レディースキットには、生理用品が約60枚相当入っており、1キットの購入につき【4for1 project】を通じて15枚分が支援につながります。
つまり、1つのキットが、災害時に女性を守る備えであると同時に、1年間を通して一人の女の子の月経期間を快適に支えるしくみとなっています。防災と支援がつながり、社会全体で「備える・支える・回す」循環を実現する取り組みです。

◆今後の活動
公立の小中高学校・大学などで、生理用品の設置ニーズのある場所に、TGPを通じて設置の推進を実施してまいります。
また、プレコンセプションケア教育として(プレコンセプションケア:妊娠する前の段階から健康を整え、将来の妊娠や出産・子育てを見据えて自分の体と向き合う事)生理用品の設置と合わせて、
年齢に合わせた講演やワークショップを実施していきます。
早熟化している子供達の成長・デジタルの進化による情報への簡易なアクセス・ジェンダーに関する理解の浸透等は、正しい知識を得る事で更なる理解の促進と、ライフプランの選択に大きな影響を与えると考えます。人口が減っていく事が予想される未来、子供達の選択で人口の増加・男女平等参画が進んでいく事に貢献していきます。