知っておきたい子宮頸がん「子宮頸がん検診」

知っておきたい子宮頸がん「子宮頸がん検診」

20歳以上の女性は2年に1度の検診が推奨されている、子宮頸がん検診。「大切なのは分かっているけど、実はまだ一度も受けたことがない…」という人もいるのでは。妊娠や出産の経験がない人にとって、産婦人科に行くだけでも勇気がいりますよね。そこで今回は、産婦人科での子宮頸がん検診がどんな流れで行われるのかを調査するために、sai+journalでも活躍する産婦人科医、三輪綾子先生が院長を務めるクリニック「THIRD CLINIC(サードクリニック)」を突撃! 子宮頸がんのこと、そして検査の流れを詳しく取材してきました。

【「若いから大丈夫」が通用しない、子宮頸がん】

年齢に関わらず性交渉の経験がある人なら、誰もが発生する可能性があるのが子宮頸がん。さらに、基本的には初期症状がほとんどないことが特徴で、出血や痛みなどの症状が出てきたときにはすでに進行してしまって、その治療によっては妊娠や出産に影響がでることもあります。

しかしながら、子宮頸がん検診を定期的に受けていれば、がんになる前の異形成(ウイルスの変異段階)やがんの早期発見ができます。だからこそ、定期的な子宮頸がん検診が重要なのです。

【知ってた? 住民検診なら自己負担は少額】

20歳以上なら、ほとんどの自治体で2年に1度の受診券(クーポン)が発行、送付されてきているはずです。自治体によりますが、だいたい無料〜1,500円前後の自己負担額で受診できます。詳しくはネットで「◯◯(お住まいの市町村の自治体) 子宮頸がん検診」と検索してみてくださいね! 住民健診とは違うタイミングで診てほしい、健康診断のついでに受けたい、信頼している先生がいる病院で受診したい…など、自費受診を希望する場合の負担額は5,000円前後が目安です

【子宮頸がん検診の流れ】

1.【問診票の記入】素直に記入しよう

受付で事前問診票を受け取って記入します。記載内容によっては検査方法も変わってくるので、素直に答えましょう。
質問例)月経周期や月経の様子、生理痛の有無や経血量、妊娠歴など

2.【医師による問診】月経まわりで気になることがあったら一緒に聞いてみて

記入した問診票の内容に沿って先生から直接問診を受けます。子宮頸がん検診の経験や、性交渉経験の有無、生理周期などを聞かれることがあります。なお、性交渉のない人は子宮頸がんになるリスクが極めて低いので、検診を受けるかどうかの意志を再確認します。

この際、もしも月経まわりで気になること(生理不順や過多月経、ひどい生理痛など)があれば一緒に相談してもOK! 内診の際に一緒に調べられることがあれば追加で同時に検査することも可能なので、検査のことだけ、と身構えずにいろいろと聞いてみましょう。

【3.【内診・子宮頸がん検査】力を抜くのがポイント】

さぁここから本番! 診察台での内診と検査です。

下半身の服・下着を脱いで内診台に座ると、自動的にイスが動いて仰向けの状態になります。基本的にはカーテンで仕切られますが、先生の顔を見ていた方が安心する、という場合は仕切りなしにも変更できます。

具体的な検査方法は、クスコという器具を膣内に挿入し、子宮頸部の状態を視診。次に専用のブラシなどで子宮頸部をやさしくこすり、細胞を採取します。体感としては、長くても20秒くらいで終わります。

当日の検査はここまで。検査結果の通達時期や通達方法は医療機関によって違うので、気になる場合は検査受診前に対象の医療機関に問い合わせてみましょう。

4.後日【検査結果の説明】結果によっては精密検査を受ける場合も

「精密検査不要」「異常ありません」など、陰性の場合はひと安心! 今後も2年に1度の検診は忘れずに受診してください。一方、「要精密検査」「異常あり」など陽性の検査結果が出た場合は、必ず精密検査を受けましょう。

【「忙しい」「面倒くさい」で後回しにしないで!】

子宮頸がんは、初期症状もほとんどなくいつの間にか進行してしまう可能性がある恐ろしいがん。「忙しい」「面倒くさい」で後回しにして、手遅れになる前の定期健診が大切です! 医師の問診から検査終了までは、長くても10分程度、料金も住民検診ならお手頃な金額です。まだ受けたことがない、という人は、勇気を出して検査の予約を。自分の身体を見つめ直すいいきっかけになるはずですよ。

今回訪れたのは…
THIRD CLINIC(サードクリニック)
自宅や学校、職場でもない3つ目の「居心地の良い場」として心安らぐ場所にしたい、という三輪綾子先生の想いから設立されたクリニック。産婦人科を中心に、美容皮膚科、内科、小児科の診療も行う。銀座駅徒歩5分、銀座一丁目徒歩1分。
Fellneサイト内、FemActionページでもご紹介しています。
https://wphp.okamotoya.com/femaction/61

転載元:転載元名称「sai+journal」https://sai-journal.clinicfor.life/
転載日:2022.11.1