
今年2022年4月からHPVワクチン定期接種の積極的推奨が再開されて、
約9年ぶりに積極的なワクチン接種の呼びかけが行われるようになり少し話題になりましたね。
現在は小学校6年~高校1年相当の女性に対して、個別に接種券のお知らせがくるようです。
日本でのHPVワクチン接種は2009年12月に初めて開始され、2013年4月に定期接種が始まりました。当時私は大学生で、私の妹は高校生でした。おそらく自治体からHPVワクチン接種案内がきたことをうっすらと覚えています。ですがその時は2人とも接種はしませんでした。定期接種後の副反応による痙攣などメディアで大々的に報道されており、両親の判断でした。私と同じ世代の方は、同様の理由で受けていない人も多いのではないかと思います。
何故30代のこのタイミングでHPVワクチン接種をすることにしたのか、会社の福利厚生のひとつでワクチン接種の費用負担制度が開始されたことがきっかけでした。
HPVワクチン接種を受けた理由
①人生の選択肢を増やす
一昨年くらいから月経前の不調(PMS)が年々長く重くなってきているように感じて、2年に1回の乳がん検診や子宮頸がん検診を受けるようになりました。
初期の段階で発見して治療することができれば、診断から5年経過後の生存率は90%以上と言われていますが、命を落とす事はなくても子宮の摘出が必要になってしまうかもしれない。そこで定期健診はしつつ、念には念をとワクチン接種も並行して行うことにしました。
17~30歳でのワクチン接種でも、癌の発生率は約半分にまで減少するようです。いつか将来的に出産したいと思う時が来るかもしれない。その時に選択できる可能性を高めておきたいと思いました。
②金銭的な不安が解消された!
正直なところ金銭面が一番のネックでした。
現在の日本ではキャッチアップ接種という制度があり、1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女性は、公費でHPVワクチン接種ができます。ただ、対象年齢外の私は受けたいとなると全額実費になります。4価ワクチンは全3回で約5万円となかなか高額で、ワクチンで得られるであろう効果と天秤にかけた時に金銭的にも躊躇していました。
当社では健康経営という視点からも女性の健康課題への取り組みを進めていて、福利厚生としてワクチン接種の一部費用を会社で負担してもらえる制度が始まりました。会社の近くにある推奨病院であれば、勤務時間中に接種もOKというところも個人的にはハードルが下がりました。
働きたいのに病気になり休職や退職せざるを得ない状況になる可能性を少しでもなくすことは
会社にとっても人材を確保できるというメリットがあり、私自身も会社に大切にされているという実感も感じました。
接種当日のはなし
私が接種したのはガーダシル(4価ワクチン)で、HPV6、11、16、18の感染を予防するワクチンです。
10月に1回目のワクチンを打ちましたが、いわゆる筋肉注射です。
日本ではインフルエンザワクチンをはじめ、多くのワクチンが皮下注射と呼ばれるタイプのようで
それとは違った痛みの感じ方だなという感想でした。
接種当日の夜はまあまあ腫れて、左腕を下にして寝られないような痛みでしたが翌日には何事もなかったかのように収まりました。
さいごに
HPVワクチンに限らずですが、ワクチンや治療薬による望まない結果が起こる可能性をゼロにすることはできません。
良く調べて気になる点は病院で質問をするなど、自分自身で納得した上で受診すれば将来の自分への投資になること間違いなしです。
今回のコラムで、HPVワクチンのことを身近に感じていただけたら嬉しいです。
